エコキュートQ&A
エコキュートの湯切れが起きたらどうなるの?

目次
エコキュートの湯切れが起きたらどうなるの?

エコキュートの湯切れは、貯湯タンク内の熱湯が使い切られてしまい、十分に温められたお湯が供給されなくなる状態です。
この場合、蛇口からは全くお湯が出ない、またはぬるいお湯しか出ないといった症状が現れます。
一度湯切れが起きると、再びお湯を沸かして供給できるようになるまでに時間がかかるのが特徴です。
例えば、シャワー1人分のお湯を用意するには約1時間、お風呂に十分なお湯を溜めるためにはさらに3~4時間の待機が必要になることもあります。
また、場合によってはエコキュートが故障している可能性もあるため、頻繁に湯切れが起こる場合は注意が必要です。
なぜ湯切れが起きるのか?
エコキュートでは、予め貯湯タンク内に貯めておいたお湯を使用します。
そのため、短時間に大量のお湯を使用すると、タンク内のお湯が不足してしまい、湯切れを起こすことがあります。
特にシャワーやお風呂を続けて使用したり、季節や来客で通常よりもお湯の使用量が増えた場合に湯切れが起こりやすくなります。
お湯が出ない、またはぬるいお湯しか出てこない場合、この現象が原因かもしれません。
タンク容量が家庭の人数・使用量に合っていない
エコキュートを導入する際は、タンク容量が家庭の人数や使用量に合ったものを選ぶことが重要です。
例えば、4人家族で200リットルのタンクを設置した場合、必要なお湯の量をまかなうのが難しく、お湯切れを起こす可能性が高まります。
家庭ごとに適したタンクサイズを検討することが、安定したお湯の供給には欠かせません。
設定ミス・沸き増し機能のオフなど操作上のトラブル
エコキュートには「沸き増し」や「湯切れ防止」などの便利な機能が搭載されていますが、これらを適切に設定していない場合、湯切れが発生することがあります。
また、操作ミスや設定変更により通常の夜間の沸き上げが行われず、タンク内のお湯が不足することもあります。
お湯が急に出なくなったり、低温になった場合には、操作設定を一度確認することをおすすめします。
経年劣化や故障による性能低下
エコキュートも家電製品と同じく、長期間使用していると経年劣化や部品の消耗で性能が低下していきます。
特に貯湯タンクの保温性能が低下したり、ヒートポンプユニットに不具合が生じたりすると、タンク内のお湯が予想以上に早く冷めてしまうことがあります。
また、故障が原因でお湯が作られなくなる場合もあります。
きゅうとうきくん
こうした場合には、修理や交換を検討する必要があるかも・・・!
湯切れが起きたときの対処法

湯切れが実際に起こってしまった場合には、以下の方法を試してみてください。
リモコンで「沸き増し(追いだき)」を行う
エコキュートで湯切れが起きた場合、まずリモコンで「沸き増し」機能を利用するのが一番簡単な対処法です。
沸き増し機能を作動させることで、貯湯タンクに残っている水を新たに温め直し、短時間でお湯を使える状態に戻すことができます。
ただし、使用状況や季節によってはお湯が沸き上がるまでに1時間程度かかる場合もありますので、事前に所要時間を目安として把握しておきましょう。
この作業中に再び湯切れが起きることを防ぐため、必要以上にお湯を使用しないよう注意してください。
設定モードや湯量設定を見直す
湯切れが頻発する場合、タンクの運転設定や湯量設定が適切に行われているか確認してください。
例えば、エコキュートには「省エネモード」や「夜間のみ運転モード」などの機能があり、省エネのために給湯量が制限されることがあります。
また、家庭の湯使用量が増える季節や来客が多いときには、湯量設定を多めに変更することを忘れないようにしましょう。
このような基本的な設定の見直しを行うことで、湯切れのリスクを大きく軽減できます。
お湯の使い方を一時的に工夫して凌ぐ
湯切れが発生した場合には、一時的にお湯の使い方を工夫して凌ぐ方法も有効です。
例えば、シャワーの利用時間を短縮する、まとめて湯を使うのではなく間隔を空ける、湯温を少し下げるなどの工夫が挙げられます。
こうした対策は即効性があり、貯湯タンクに余裕ができるまでの時間を稼ぐことに役立ちます。
特に冬場や来客時などお湯の使用量が増える時期には、無駄な湯の使用を抑える工夫が重要です。
異常が続く場合は専門業者に点検を依頼
繰り返し湯切れが起きる場合や設定変更をしても問題が改善しない場合は、エコキュート本体が故障している可能性があります。
経年劣化や部品の摩耗、水漏れなどの問題が発生している場合、タンク内のお湯が効率的に温められず湯切れが発生することがあります。
このような場合は、無理に使い続けずに専門業者に点検を依頼してください。必要であれば修理や部品交換を行うことで、再び安定した運転が実現します。
早めに対応することで費用を抑えられる場合もあるため、異常を放置しないことが大切です。
湯切れを防ぐための予防策
エコキュートを導入する際には、家庭の人数やお湯の使用量に合った貯湯タンク容量を選ぶことが重要です。
たとえば、一般的に2~3人で使用する場合は370〜460リットルの容量が目安とされていますが、お風呂やシャワーの利用が多い家庭や来客が頻繁な場合には余裕を持った容量のタンクを選びましょう。
湯切れ防止モードや昼間沸き上げ設定を活用
エコキュートには湯切れを防ぐための機能として「湯切れ防止モード」や「昼間沸き上げ設定」が搭載されています。
これらの機能を活用することで、お湯が出ない状況を防ぐことができます。特に家庭内での急な利用が増える場合や水漏れが考えられる場合に有効です。
また、設定を見直し、電力を効率良く使いながらその都度タンクのお湯を補充することで、安心して使用できます。
季節や来客時など使用状況に応じて設定を変更
季節によって湯量や使用頻度が変わるため、設定をその都度調整することが湯切れを防ぐポイントです。
寒い冬場は、シャワーや風呂の利用時間が増えるため、沸き上げ量を増やす設定にしましょう。
また、来客時には使用量が一時的に増えることを見越して、沸き上げ量を多めに設定しておくと安心です。こうした柔軟な運用が湯量不足の問題を回避する鍵となります。
定期点検で機器の状態を維持
エコキュートは長期間使用する機器のため、定期的な点検を行うことで故障や性能低下によるお湯切れを防ぐことができます。
特に貯湯タンクに関しては、経年劣化や水漏れの発見が遅れると「お湯が出ない」「タンクのお湯が足りない」といった深刻なトラブルに繋がる可能性があります。
点検やメンテナンスを怠らないことが、エコキュートを安定して利用するための最善策です。
故障の際は修理や交換を検討する
エコキュートに故障が発生し、お湯が出ないといった状態が長期間続く場合は、速やかに修理や交換を検討することをおすすめします。
お湯切れが続く原因として、貯湯タンクのお湯が十分に沸かされない状態や、ヒートポンプユニットの性能低下が考えられます。これらが単なる操作ミスや設定の変更で解消しない場合、機器自体に問題が生じている可能性が高いです。
エコキュートの交換はキンライサーにお任せ
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エコキュートの交換・設置をお考えの際は、ぜひキンライサーにご相談ください。
まとめ
きゅうとうきくん
エコキュートの“湯切れ”って、貯湯タンクのお湯を使い切っちゃった状態なんだ。お湯がぬるくなったり出なくなったりするのがそのサインだよ。
やかんくん
ポカポカのお湯が出ないのはツラいポ〜!冬なんて特に困るポね!
きゅうとうきくん
シャワー1回分のお湯を作るのに1時間くらいかかることもあるんだ。だから“沸き増し機能”を使って早めに対応するのがコツだよ。
やかんくん
なるほどポ〜!でも、頻繁に湯切れするなら何かおかしいポ?
きゅうとうきくん
その通り。タンク容量が家族に合っていないとか、設定が省エネモードのままだとお湯が足りなくなりやすいんだ。設定を“多め沸き上げ”に変えるだけで解決することもあるよ。
やかんくん
ポカポカお湯を守るには、設定と使い方が大事ポね〜!



