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給湯器の消費電力を徹底解説!待機電力やつけっぱなしの電気代を紹介

給湯器は日常的に使う設備ですが、種類によって消費電力や電気代は大きく異なります。
従来型のガス給湯器では待機電力が約6.5W、エコジョーズでは約1〜2W、電気式のエコキュートでは約10Wが目安です。
つけっぱなしにすると年間で1,000円以上の電気代になることもあります。
エコキュートはリモコンに運転スイッチが備わっていないため、通常は電源をオフにすることができませんが、ガス給湯器は、使わないときに電源をオフにするなどの工夫が大切です。
この記事では、給湯器の種類別の消費電力や待機電力、つけっぱなしにした場合の電気代、さらに節電のポイントまで詳しく紹介します。
この記事を通して、給湯器の電力消費を正しく理解し、効率的に使うためのヒントを見つけていきましょう!
目次
【種類別】給湯器の消費電力

給湯器には種類ごとに消費電力や電気代が異なります。
ここでは、従来型のガス給湯器、エコジョーズ、エコキュートという3タイプの給湯器について、それぞれの特徴や消費電力を詳しく解説します。
従来型のガス給湯器の消費電力
従来型のガス給湯器は、ガスを主なエネルギー源としていますが、運転や制御のために電気も使用します。
待機電力や給湯時の消費電力が発生するため、電気代が全くかからないわけではありません。
以下に消費電力についてまとめます。
| 項目 | 消費電力 |
| 消費電力の目安 | 約125W |
| 1日の消費電力 | 約3.0kW |
| 給湯時電力 | 約125W |
| 待機電力 | 約6.5W |
従来型のガス給湯器は、待機電力が約6.5Wで1ヶ月あたりの電気代は約126円となることが一般的です。
一方、給湯時には最大125Wの消費電力が発生し、お風呂1回ごとに約0.7円の電気代がかかります。電力消費は少ない一方で、ガス料金が主要な費用となります。
これらを踏まえ、効率的な使用方法を心がけることで、無駄な電力消費を抑えることができます。
エコジョーズの消費電力
エコジョーズは、省エネ性能に優れたガス給湯器です。従来型と比べて熱効率が高く、電気の待機電力や給湯時電力も抑えられています。以下はその消費電力の目安です。
| 項目 | 消費電力 |
| 消費電力の目安 | 約60W |
| 1日の消費電力 | 約1.5kW |
| 給湯時電力 | 約60W |
| 待機電力 | 約1〜2W |
エコジョーズは待機電力が一般的に約1〜2Wと非常に低いため、月々の電気代はわずか数十円程度に抑えられます。
給湯時の消費電力も60W前後と効率的なため、従来型ガス給湯器に比べ電気代の負担が軽減されます。
さらに、その省エネ性能によってガス代の節約にもつながり、環境と家計の両方に優しい選択といえます。
エコキュートの消費電力
エコキュートは電気でお湯を作り、タンク内に貯めて利用する電気給湯器です。
ヒートポンプ技術を活用して効率的にお湯を作るため、他の給湯器より高い効率性が特徴です。
以下に消費電力を示します。
| 項目 | 消費電力 |
| 消費電力の目安 | 約1,000W |
| 1日の消費電力 | 約8〜10kW |
| 給湯時電力 | 約1,000W |
| 待機電力 | 約10W |
エコキュートは1日の消費電力量が約8〜10kWhと高いものの、夜間の電気料金が安い時間帯に稼働させることでコストを最小限に抑えることが可能です。
また、待機電力も10W程度と抑えられており、長期的な目で見ても非常に経済的です。
初期コストが高い場合がありますが、節約効果が期待できるため、多くの家庭で導入が進んでいます。
給湯器をつけっぱなしにした場合の電気代
給湯器をつけっぱなしにしておくと待機電力が常に消費されるため、電気代が発生します。
例えばガス給湯器の場合、待機時の消費電力は約6.5Wとされています。
この待機電力が積み重なると年間の電気代にも影響します。以下は具体的な電気代の例をまとめた表です。
| 時間期間 | 電気代の目安(1kWh=27円の場合) |
| 1日 | 約4円 |
| 1ヶ月 | 約126円 |
| 1年 | 約1,401円 |
待機電力は少ないように思えますが、長期間にわたり使用する家庭ではその累積は無視できません。
必要のないときは給湯器をオフにすることが節約につながります。
給湯器の消費電力を抑えるポイント
ここでは、給湯器の消費電力を抑えるために実践できる具体的な方法を解説します。
以下では「給湯器のスイッチを入れっぱなしにしない」「設定温度の見直し」など、電気代や消費電力削減に効果的な方法を詳しくご紹介します。
給湯器のスイッチを入れっぱなしにしない
給湯器のスイッチを入れっぱなしにしていると、待機電力が発生し、不要な電気代がかかることがあります。
一部の調査によると、一般的なガス給湯器の待機電力は約6.5W程度で、これが1日中稼働する場合、年間では約1,779円の電気代となります。
一方、使用しない間にスイッチをオフにするだけで、待機電力を削減し、年間約1,400円にまで抑えることが可能です。
少しの手間で電力を節約できるので、習慣化することをおすすめします。
設定温度を見直す
給湯器の設定温度は、電力やガスの消費量を大きく左右します。
例えば、設定温度を高くするほどエネルギー消費も増えるため、必要以上に高い温度設定は控えるべきです。
お風呂やシャワーの使用時、通常は40℃から42℃程度が適温とされていますが、季節や使用用途に応じて低く設定することで、消費電力を削減できます。
設定を見直すだけでも、電気代やガス代を効果的に抑えられる場合があり、環境にも優しい方法のひとつです。
エコジョーズに買い換える
従来型のガス給湯器と比べて、エコジョーズは省エネ性能に優れています。
エコジョーズでは従来型では排出されていた排熱を再利用してお湯を作るため、ガスの消費量を削減可能です。
また、待機電力も従来型の6.5Wに比べ、1〜2W程度に抑えられることが多く、電気代の節約にもつながります。
初期費用は高いものの、使い続けることでガス代や電気代の削減効果が期待でき、長期的にはお得な選択となるでしょう。
エコキュートに買い換える
エコキュートは、深夜電力を利用して効率的にお湯を作る機能があり、運用コストの大幅な削減が期待できる給湯器です。
一方で、初期導入費用が高額である点が課題ですが、電気代が高い場合でも夜間料金を活用することでコストを抑えることが可能です。
また、従来型よりも環境に優しい設計がされています。省エネ性能が非常に優れているため、長期的に電力やガスの消費を抑えたい場合には、エコキュートへの買い換えを検討する価値があります。
まとめ
給湯器の消費電力や電気代について詳しく解説してきましたが、効率的な使用や省エネ型の給湯器の導入によって、電気代の節約が可能です。
特に、従来型の給湯器からエコジョーズやエコキュートに買い替えることで、待機電力や給湯時の消費電力を大幅に削減できます。
また、日常的な使い方の見直しや設定温度の調整も効果的です。給湯器をつけっぱなしにした場合の電気代や待機電力の割合が家庭全体で高くなることを考慮し、上手に管理することで、効率的かつ長期的にコストを抑えることが可能です。
定期的な見直しや計画的な運用が、給湯器の消費電力を最小限に抑える鍵と言えます。
やかんくん
給湯器ってけっこう電気も使ってるポね!
きゅうとうきくん
うんうん!たとえばガス給湯器でも待機中に約6.5W、エコジョーズなら1〜2Wくらい電気を使ってるんだ。エコキュートは電気式だからもっと多いけど、夜間の安い電力で動かすから経済的なんだよ。
やかんくん
なるほどポ〜!つけっぱなしにしてると電気代が地味にかかるってことポね!
きゅうとうきくん
1年間ずっとつけっぱなしだと1,000円以上になることもあるから、使わないときは電源をオフにするのが節約のコツなんだ。
やかんくん
あと温度設定も大事ポ?お風呂の温度をちょっと下げるだけでも違うポ?
きゅうとうきくん
設定温度を1〜2℃下げるだけで電気代とガス代をダブルで節約できるんだ。エコジョーズやエコキュートに買い替えるのも長い目で見るとおトクだよ。
※本記事は2025年11月時点の情報になりますので、詳細な数値は公式情報をご確認ください。


