給湯器Q&A
給湯器の燃焼ランプが点滅したらどうすればいいですか?安全装置の作動かも?まず落ち着いて原因をチェック

目次
給湯器のリモコンの燃焼ランプが点滅したらどうすればいいですか?
給湯器には、燃焼状態を示す炎のアイコン(炎マーク)が付いています。
炎マークは炎の形をしたシンボルで、多くの機種の液晶パネルやランプで確認できます。また、給湯器のリモコンに燃焼ランプが点滅しはじめたら、あわてずに一度給湯器の電源を切り、取扱説明書を確認しましょう。
小さな異常であればリセットで解消することもありますが、状況によってはメーカーのお問い合わせ窓口に電話してみる必要があるでしょう。
問い合わせ窓口の電話番号は、取扱説明書に明記されているはずですので、説明書は常に給湯器の近くに保管しておくようにしたいものです。故障していることが確認された場合には、専門の修理業者への相談が必要です。
炎マークにはどんな意味がある?点灯と点滅の違いも知っておこう

「炎マーク」は給湯器が燃焼していることを示すシンボルで、点灯していればガスが正常に燃えている状態です。
点灯=正常、点滅=異常サイン
燃焼ランプが点滅している場合は点火に問題があったり、安全装置が作動したりしている可能性が高く、注意が必要です。
点灯=正常、点滅=異常のサインと覚えておくと良いでしょう。
お湯も暖房も使っていないのに、燃焼中の炎マークが表示されるケースでは、暖房配管凍結を予防するために、給湯器が自動で燃焼しているケースも珍しくありません。
燃焼ランプが点滅した場合の主な原因とは
燃焼ランプが点滅する主な原因は、「給湯器がうまく燃焼できない状態」にあるという警告です。よくある原因には次のようなものがあります。
1. ガスの供給に問題がある
ガスの元栓が閉じていると、当然点火できません。また、地震やガス漏れを感知してガスメーターの安全装置が作動し、自動でガスを止めている可能性も考えられます。
あるいは、プロパンガスを使用している家庭では、ボンベが空でガス切れになっているケースでも、もちろん給湯器がうまく作動しません。
2. 給水・水圧の問題
給水バルブが閉じている・または半開きになっていると、水が正常に流れず、給湯器が動作しません。水圧が不足している場合にも、安全装置が作動して燃焼が止まることがあります。
寒冷地では特に冬季、屋外配管の水が凍って配管詰まりになり、水が流れず点火できないことがあります。
3. 排気・通気の異常
鳥の巣や雪、落ち葉などが排気ダクトに詰まると、危険防止のために燃焼が停止します。
室内設置型の場合には、換気不足で空気の流れが悪いと、一酸化炭素中毒を防ぐために停止する機種もあります。
4. 電源・電子制御の不具合
瞬間的な停電や電圧低下などの、電圧が不安定なせいで電子制御がリセットされることがあります。
また、内部の電子部品が劣化してくると、制御基板の誤作動が発生することがあります。
5. センサーの異常
水温が高すぎる・低すぎるなど、温度センサーが異常値を検知して燃焼を止めることがあります。もうひとつ、炎検知センサーが故障していると、実際には燃えていても「炎が見えない」と誤判断し、点滅してしまう場合があります。
6. 使用環境の影響
屋外設置タイプでは強風や豪雨の影響を受けやすく、強風で炎が吹き消されたり、湿気で着火しにくくなることがあります。バーナー部分に虫や異物が入り込むと点火不良を引き起こす可能性もあります。
燃焼ランプの点滅には「安全装置が正常に働いている」場合も含まれるため、安易に無視せず、まずは取扱説明書やエラーコードを確認することが大切です。
きゅうとうきくん
必要であれば、点検・修理を依頼する判断も早めに行おう!
燃焼ランプが点滅したら…すぐチェックするポイントと安全確認

燃焼ランプが点滅した際にまず確認すべきなのは、ガスの元栓が開いているか、給水バルブが閉まっていないか、また異音や焦げた臭いなど異常がないかです。
機器周辺に異常があると感じたら、安全のために給湯器の電源を切り、ガスの元栓も閉めてください。
一時的な点滅が起こったときに自分でできる対処法
一時的な不具合であれば、給湯器の再起動だけで回復することがあります。電源を一度オフにして数分後に再度オンにする、また、エラーコードが表示される場合は、取扱説明書の該当ページをチェックして対処方法を探ってみてください。
点滅が続いたり頻発したりしたらどんな不具合が起きている?
何度も点滅が起きたり、リセットしてもすぐに再発するようであれば、センサーの故障や制御基板のトラブルなど、内部的な不具合の可能性が高いです。このようなケースは素人判断で修理せず、専門技術者の点検が必要です。
燃焼ランプ点滅時の対応方法
給湯器のメーカーによって、燃焼ランプの点滅が意味する内容や対処方法は異なる場合があります。
ノーリツ、リンナイ、パロマなど主要メーカーは、公式サイトでエラーコードの解説や応急処置の手順を案内しており、メーカー名と型番で検索すれば、該当する説明書やサポート情報が見つかることが多いです。
リンナイの特徴的な点滅例
リンナイの給湯器の場合、夏の水温が高い時期に炎マークが点滅することがあります。
この現象は、お湯を設定温度に保つために、給湯器の燃焼を自動的にストップしたり再点火したりして調整している可能性が考えられます。
こんなときは業者に連絡!事前に伝えるべき点とは
炎マークの点滅が解消しない、もしくは安全に関わる異変がある場合は、速やかに修理業者に連絡しましょう。
その際には、給湯器のメーカー、型番、表示されているエラーコード、どのような操作を試したか、などを事前にまとめておくと、対応がスムーズになります。
早めに対処をしておかないと、給湯器が故障してしまい、買い替えをしなければならない羽目になることも考えられます。
【まとめ】給湯器の燃焼ランプが点滅するのは、点火不良や安全装置の作動などが原因です!
やかんくん
ねえ、きゅうとうきくん、給湯器に炎のアイコンが付いてるポ?燃焼ランプが点滅したときはどうしたらいいんだポ?
きゅうとうきくん
まずは電源を切って、リセットしてみるといいね。リセットしてもダメなときは、メーカーの相談窓口に電話するか、専門の修理業者に聞いてみるのがおすすめだよ。
やかんくん
そうなんだポ。炎のマークにはどんな意味があるポ?
きゅうとうきくん
炎のマークが点灯しているときは、給湯器が正常に動いている意味で、点灯しはじめたら水圧が低いとか、ガスの元栓が閉まってるとか、何かトラブルがあると思っていいね。
やかんくん
燃焼ランプが点滅し始めたら、どんなことに注意したらいいポ?
きゅうとうきくん
変な音や匂いがしないかどうかをチェックして、異変があるときはすぐにガスの元栓を閉めることが大切だね。リセットボタンをオンにして再起動させて見ればトラブルが解決することもあるよ。連絡するときはメーカー名とエラーコード、型番なんかをわかりやすく伝えると話がスムーズに行くよ!