給湯器Q&A
給湯器不足は解消した?不足した原因と現在の状況を解説

「給湯器が手に入らない」「交換したいのに納期が分からない」といった不安を感じた方も多いのではないでしょうか。
コロナ禍や半導体不足の影響で深刻化した給湯器不足ですが、現在の状況は大きく変わりつつあります。
ただし、機種や時期によっては注意が必要なケースもあります。
この記事では、給湯器不足が起きた原因から、現在の供給状況、主要メーカーの最新動向までをわかりやすく解説します。
この記事を通して、今後の給湯器選びや交換時期の判断に役立つ知識を整理していきましょう!
「読む時間がない」「耳で聞く方が楽だ」という方のために、この記事の要点をまとめた音声ガイド(約2分)も用意しました。下のプレーヤーから、ぜひお聞きください。
目次
給湯器が不足する主な原因

ここでは、給湯器が不足した背景について解説します。
これにより、現在までの経緯と状況について理解が深まるでしょう。
パンデミックの影響
2020年から2022年頃にかけて、給湯器の納期遅延が問題となりました。
その大きな要因は、新型コロナウイルス感染症拡大による影響です。
例えば、東南アジアやベトナムではロックダウンが頻発し、現地に拠点を持つ日本の給湯器メーカーは部品の調達が滞りました。
これに加えて、工場の稼働率が大幅に減少し、製造能力にも深刻な影響を及ぼしました。
特に日本国内に輸入される部材の不足は顕著で、2021年12月には需要に対して供給が大幅に不足する「給湯器不足のピーク」を迎えることとなりました。
この問題は一部のメーカーで即座の対応が難しく、消費者側にも製品到着まで数カ月待機が求められました。
半導体が不足している
給湯器の供給問題をさらに深刻化させた要因として、半導体不足が挙げられます。
半導体は、給湯器をはじめとする多くの電子機器に必要不可欠な部品です。
しかし、新型コロナウイルスの世界的な流行により、電子製品の需要が急増しました。
特にパソコンやスマートフォンといった製品では、リモートワーク普及の波を受けて需要が伸び、半導体の供給体制がひっ迫しました。
加えて、輸送に欠かせないコンテナ不足も発生しました。
これにより、工場で生産された製品をスムーズに運ぶことができず、さらなる遅延を招きました。
こうした背景から、給湯器メーカーも必要な部材を十分に確保できず、製造可能数が大きく制限される事態となりました。
季節的な需要増加
給湯器の需要は、毎年秋から冬にかけて急増します。
寒い季節には温かいお湯が必要不可欠であるため、新設だけでなく故障対応のために給湯器を設置・交換する機会が多くなるからです。
特に冬場は給湯器が寒冷によるダメージを受けやすく、これが故障の一因となっています。
また、家庭の事情により瞬時に暖かいお湯が必要になる場合もあり、消費者からの緊急発注が殺到することがあります。
2021年末から2022年初めに見られた給湯器不足の際には、こうした季節的な需要の高まりも重なり、メーカーでは対応に追われる状態となりました。
このように、季節的需要と生産不足が重なることで、問題の深刻化が加速されました。
給湯器の不足が解消するのはいつ?

2026年1月時点では、給湯器の不足はほぼ解消されています。
主要メーカーの生産体制が回復し、部品調達の問題も改善されたため、現在多くの場合で迅速な納品が可能です。
特に、半導体や部材不足といった要因が克服され、需要に応える供給環境が整いました。
これにより、新規設置や交換対応の状況も以前よりスムーズになっており、給湯器不足の問題は解決に向かっています。
各給湯器メーカーの納期状況
ここでは、主要給湯器メーカーの現在の納期状況について紹介します。
2023年時点で多くのメーカーが納期遅延の解消を発表しており、安定供給に向けて取り組んだ成果が伺えます。
以下では各メーカーごとの詳細を見ていきます。
ノーリツ
ノーリツは2023年7月7日に公式ホームページで給湯器の納期遅延解消を発表しました。
長期間に渡る部材不足やガス給湯器の供給問題を克服し、新たな注文にも迅速に対応できる体制を整えています。
現在では受注生産品を除き、その他の多くの商品が即出荷可能となっており、必要なタイミングでの設置が容易になりました。
この対応により、需要が高まる冬場などにも備えやすい状況に改善されています。
参考:https://www.noritz.co.jp/important_pdf/noukitien_20230707.pdf
リンナイ
リンナイは2023年第3四半期の決算説明資料において、第2四半期までに供給遅延が解消されたことを明らかにしました。
特に一般タイプのガス給湯器は流通在庫として見つけやすく、納品が迅速化しています。
ただし、エコジョーズや熱源付き給湯器など一部の特殊モデルについては長期間を要する場合もあるため、必要な場合は事前に最新の納期状況を確認することが推奨されます。
参考:https://www.rinnai.co.jp/ir/document/pdf/202309result.pdf
パロマ
パロマにおいても給湯器の納期遅延は解消されており、現在では多くの商品が注文からおおむね1週間程度で納品可能な状態です。
依然として需要の増減により個別の状況に差が出る場合はありますが、必要な際には比較的スムーズに供給される状況となっています。
納期短縮の背景には、生産・物流体制の強化や部材調達の早期改善といった企業努力が影響しています。
参考:https://www.paloma.co.jp/vc-files/news/2023/2302-003_nouki.pdf
まとめ
給湯器不足の原因は、新型コロナウイルスの影響や半導体不足、さらに冬季の需要の増加など多岐にわたります。
これらの要因が重なり、一時は給湯器の納期が大幅に遅れる事態が発生しました。
しかし、メーカー各社の迅速な対応と供給体制の改善により、現在の状況は大幅に回復しています。
また、リンナイやノーリツなど主要メーカーは2023年以降、納期遅延を解消しています。
給湯器は冬場や故障時に重要な生活設備であり、状況に応じて早めの対応や相談が必要です。
今後も安定供給が続く見込みですが、場合によっては設置までに時間がかかるケースもあるため、早めの確認を推奨します。
やかんくん
給湯器が不足して手に入らないって聞いたけど、今の状況はどうなってるポ?
きゅうとうきくん
2026年1月時点では、生産体制や部品調達の問題が改善されて、不足はほぼ解消されているよ。
やかんくん
そもそも、なんであんなに不足しちゃったポ?
きゅうとうきくん
新型コロナウイルスの影響で工場の稼働が減ったことや、世界的な半導体不足、冬の需要増加が重なったのが主な原因なんだ。
やかんくん
じゃあ、今は交換したいときにすぐ新しいのがもらえるポ?
きゅうとうきくん
主要メーカーでは迅速に納品できる状態に戻っているけど、エコジョーズなど一部の特殊な機種は時間がかかる場合もあるから注意してね。





