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水まわりのお悩み

ガスがつかない・お湯が出ない!故障を疑った時の確認ポイントを紹介

ガスがつかない・お湯が出ない!故障を疑った時の確認ポイントを紹介

「急にお湯が出なくなった」「ガスがつかない…」——そんな状況に直面すると、誰でも戸惑ってしまうものです。特に寒い季節や忙しい朝に給湯トラブルが起こると、不安や焦りが募りますよね。

こうしたトラブルには、実は自分で確認できるポイントがいくつもあります。すぐに故障と決めつける前に、落ち着いて一つひとつチェックすることで、原因を特定し、対処できるケースも少なくありません。

この記事では、ガスがつかない・お湯が出ないときの確認手順、原因別の対処法、賃貸・持ち家ごとの対応方法まで、分かりやすく丁寧に解説しています。

お湯が出ない場合【ガスがつかない・お湯が出ない時の確認ポイント】

お湯が出ない場合、すぐに故障を疑う前にいくつかのポイントを確認することが重要です。
以下では、ガス給湯器やリモコンの状態など基本的な確認ポイントをご紹介します。

給湯器リモコンのエラーコードを確認する

給湯器のリモコンにエラーコードが表示されている場合があります。
このエラーコードを見ることで、トラブルの原因を特定する手がかりを得られることがあります。
以下はよく見られるエラーコードの一例です。

リンナイ給湯器のエラーコード例

エラーコード意味対処法
111給湯側点火不良ガスの供給や元栓を確認する
121給湯立ち消え安全装置作動燃焼センサーの検知異常やガス圧を確認する
161給湯出湯温度異常 給湯温度設定や熱交換器のつまりを確認する

▶参考はこちら:https://www.kyutooki.com/gas/rinnai/error-code

ノーリツ給湯器のエラーコード例

エラーコード意味対処法
111 給湯側点火不良ガスの供給や元栓を確認する
121給湯立ち消え安全装置作動燃焼センサーの検知異常やガス圧を確認する
161給湯出湯温度異常給湯温度設定や熱交換器のつまりを確認する

▶参考はこちら:https://www.kyutooki.com/gas/noritz/error-code

このようなエラーが表示された場合は、まずリモコンの取扱説明書を参照してください。
解決できない場合は、ガス会社または専門業者に相談するのがおすすめです。
また、特定のエラーコードがない場合でも、リモコン自体の電源をリセットすることで復旧する可能性もあります。

給湯器のリモコンでリセットしてみる

リモコンが正常に動作しているにもかかわらずお湯が出ない場合、リセット操作を試すことを推奨します。
リモコンの「運転・停止」ボタンを一度押して運転を停止し、数十秒待ってからもう一度運転を開始してみてください。これにより、軽度なシステムエラーが解消される場合があります。

また、リモコン本体の電源オンオフ機能がある場合、それを試すことも有効です。

ただし、長期間の使用によるリモコンや給湯器本体の故障が原因の可能性もあります。その場合は、リセットしても問題が解決しない可能性が高いため、業者への相談を検討してください。

給湯器の電源プラグを抜き差ししてみる

給湯器本体の電源プラグが正しく接続されていない場合、給湯器が正常に動作せず、お湯が出ないことがあります。
ここでは、電源プラグの抜き差しを試してみましょう。

手順としては、まず給湯器の運転を停止し、電源プラグをコンセントから抜いて10~30秒ほど待ちます。
その後、再びプラグを差し込み、給湯器の運転を再開してください。
この操作により、軽度な電気的な不具合が解消される場合があります。

ただし、リセットしても改善しない場合は、給湯器本体の電気回路や内部システムに問題がある可能性があります。
特に、使用期間が10年以上経過している場合は機種の寿命が近い可能性も考えられるため、修理または交換を検討してください。

水は出るか確認する

最初に確認すべきポイントは、「水が出るのか」という点です。
お湯は出ないけれど水は出る場合、給湯器自体に問題がある可能性が高いです。
一方で、そもそも水が出ない場合は、水道管や水の元栓が原因となっている可能性があります。

水道の元栓や止水栓が閉まっていないか、一度確認してみましょう。
また、外気温が低い場合、水道管が凍結している可能性もあります。この場合は、自然解凍を待つか、給湯器の交換業者やメーカーに依頼して解決することを検討してください。

きゅうとうきくん

水が通常通り出る場合は、給湯器の動作やガスの供給状況に焦点を当てて確認を進めることが重要だよ!

台所のお湯は出るか確認する

お湯が浴室でだけ出ない場合と、台所でも出ない場合とでは問題の原因が異なることがあります。
台所でお湯が出る場合、浴室側の給湯器の設定や配管の問題が原因かもしれません。
一方で、台所でもお湯が出ない場合は、給湯器に問題がある可能性が高まります。

全ての蛇口でお湯が出ない場合には、給湯器やガスが正しく機能していないことが原因と考えられます。
特に、引っ越し直後の場合や大雨・地震の後ではガスメーターの安全装置が作動している可能性がありますので、確認してください。

また、一部の蛇口のみお湯が出ない場合は、その蛇口や配管の詰まりの可能性も考えられるため、専門業者の点検が必要になる場合があります。

ガスコンロはつくか確認する

お湯が出ない場合に合わせてガスコンロを確認することは、ガス供給の状況を把握する上で重要です。
ガスコンロが正常に作動している場合、ガスは通っている可能性が高く、問題は給湯器やリモコンにある可能性が濃厚です。

一方で、ガスコンロもつかない場合は、ガスが供給されていない可能性があります。
その場合は、ガスメーターの安全装置が作動しているか、元栓が閉まっていないか確認してください。特に長時間お湯やコンロを使用していた場合、この安全装置が作動することがあります。

また、プロパンガスを使用している場合は、ガスボンベの残量も併せて確認してください。ガスコンロがつかなければ、給湯器もお湯を沸かせませんので、早急な対処が必要です。

ガスコンロも使えない・火がつかない場合【ガスがつかない・お湯が出ない時の確認ポイント】

ガスコンロも使えず火がつかない場合、ガスの供給に問題があるかもしれません。
この章では、問題の原因を素早く特定するための具体的な確認ポイントをご紹介します。

ガスメーターの安全装置を確認する

ガスメーターには地震や長時間の使用で安全装置が作動し、ガス供給が止まることがあります。
確認方法は、ガスメーターにある表示窓で「ガス供給停止」や点滅表示を確認することです。
復旧するには、ガスメーターのリセットボタンを押して約1分間待つ必要があります。その際、元栓が全て閉じられている状態で行うことを忘れないでください。

これで解決しない場合、ガス会社に連絡を入れて指示を仰ぎましょう。

ガスの元栓を確認する

ガスが供給されていない原因として、元栓が閉まっている可能性があります。
特に、引っ越し直後や点検後に元栓が閉じられたままのケースがよくあります。元栓はガスコンロや給湯器の近くに設置されており、開いている状態か確認してください。
元栓はハンドル型の場合、矢印方向に回し「開き」にすることでガスが流れます。
なお、元栓を開けたあともガスがつかない場合、他の要因が疑われるため、次の手順を試す必要があります。

電池が切れていないかを確認する

ガスコンロがつかない原因として、点火に使用される電池切れが考えられます。
電池切れの場合、点火ボタンを押しても反応がありません。
電池ボックスはコンロ本体の下部にあることが多いので、まず電池を取り出して残量を確認してください。電池が古かったり液漏れたりしている場合は新しい電池に交換しましょう。
交換後も問題が解決しない場合、他の要因が原因であると考え、残りのステップを確認してください。

コンロに何かをのせて確認する

センサー付きのガスコンロは、何も鍋やフライパンを載せていない状態では安全のため自動的にガスが止まります。
この仕様により、空焚き防止機能が働き、点火しないことがあります。
試しに鍋やフライパンを置いて再度点火を試みてください。もし適切に点火する場合、このセンサー機能が原因であった可能性があります。
この機能は多くの家庭用ガスコンロで標準的に搭載されているため、日常的な使い方の小さな工夫が必要です。

チャイルドロックを確認する

チャイルドロック機能が作動していると、ガスコンロの点火が制限されます。
この機能は子供やペットによる誤操作を防ぐために設けられていますが、知らないうちにロックがかかっている場合があります。
多くの場合、コンロ本体のどこかにロック解除ボタンがあるため、確認して適切に操作を行いましょう。
説明書を参照すると、具体的な解除手順が簡単に確認できます。
ロックを解除しても反応がない場合は、別の原因を探る必要があります。

ガスコンロの寿命を確認する

ガスコンロの寿命は一般的に10年から15年とされています。
古いコンロは部品の劣化により、正常に動作しなくなることがあります。
点火しない、炎が安定しないなどの不具合が継続的に発生する場合は、寿命による交換が必要かもしれません。
一度メーカーや専門業者に点検・修理を依頼し、修理可能か交換が必要かを判断してもらいましょう。寿命が原因の場合、新しい製品への買い替えを検討するのが最適です。

ガスの残量を確認する【プロパンガスの場合】

プロパンガスを利用している場合、ガスボンベの残量がガス供給停止に繋がることがあります。
ボンベに取り付けられたメーターを確認し、残量がゼロに近い場合は供給が停止している可能性があります。その場合、契約しているガス会社に連絡してガスの補充を依頼してください。
また、予備のボンベがある場合は切り替えを行うことでガス供給が再開します。
ボンベ切り替え方法は利用しているタイプによって異なるため、ガス業者の指示に従うことが安心です。

どうしてもガスがつかない・お湯が出ない場合の対処法

ガスがつかない、お湯が出ない場合、自己確認では解決しないことがあります。
その際は賃貸か持ち家かによって異なる方法で対応しましょう。それぞれの状況に応じた具体的な対処法を説明します。

賃貸(アパート・マンション)の場合

賃貸物件でガスがつかない、お湯が出ない場合は、まずは管理会社や大家さんに連絡してください。
設備のメンテナンスは借主の範囲外であり、通常は大家や管理会社の手配で対応してもらえます。その際、発生している問題や確認したポイント(例えば「ガスメーターは正常」「水が出るがお湯にならない」など)を具体的に伝えるとスムーズです。
また、賃貸の物件では古い給湯設備が原因で問題が生じている場合もあるため、修理ではなく機器丸ごとの交換が必要になるケースも考えられます。
いずれにせよ、自己判断で対応せず、速やかに給湯器の交換業者やメーカーといった専門業者に依頼できる環境を整えることが大切です。

持ち家(戸建て)の場合

持ち家の場合、ガスがつかない、お湯が出ない問題は基本的に自己責任で解決する必要があります。
まずは給湯器の電源やガスの元栓、ガスメーターの安全装置などを確認します。
問題の特定が難しい場合は、ガス会社か給湯器のメーカーに問い合わせるのが適切です。
築年数が経過した戸建ての場合、給湯器の劣化が原因の可能性もあります。そのため、修理の費用と効果を考慮し、新しい機種に交換するのも一つの選択肢です。
また、戸外設置型の給湯器では寒波による配管の凍結も原因となる場合があるため、その際は解凍作業が必要になります。状況に応じた適切な対応を心掛けましょう。

持ち家(マンション)の場合

マンションの持ち家でガスがつかない、お湯が出ない場合、設備共有部分の問題である可能性も考えられます。
まずは管理組合または管理会社に相談し、建物全体のガス供給や給湯設備に異常が発生していないか確認してください。
家庭内の給湯器が原因の場合も、給湯器の状態を調べたうえで機器の説明書やメーカーに問い合わせることが重要です。
マンション特有の制限(例えば機器の設置場所や容量など)があり、給湯器自体の交換も特定条件に従う必要があることがあります。
また、共有設備の問題が原因で、自分以外の住戸でも同様のトラブルが発生している場合は、全体的な修繕工事が必要になる可能性もあります。そのため、迅速な相談と情報の共有が欠かせません。

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まとめ

ガスがつかない、お湯が出ないといったトラブルは日常的に起こり得る問題ですが、適切な確認と対処法を知っていれば、自分で解決できる場合も多くあります。
まずは、ガス給湯器やガスメーター、リモコンのエラーコードを確認し、電源や元栓、ガスの残量、そして水が出るかどうかを順番にチェックすることが重要です。また、自然災害や寒波による影響も考慮し、状況に応じて対策を行いましょう。
どうしても原因が分からない場合は、プロに相談することで解決までの時間を短くすることができます。
また、給湯器は10年以上経過すると故障の可能性が高まるため、定期的な点検や交換の検討も大切です。冷静な対応と適切な確認・対処法を活用して、大切な生活インフラを快適に維持していきましょう。

やかんくん

お湯が出ない時って、まずは水が出るかどうかチェックするのが大事なんだポね。

きゅうとうきくん

そうだね。水が出ないなら水道管や元栓、凍結の可能性もあるし、水は出るけどお湯が出ないなら給湯器やガスまわりを確認するんだ。

やかんくん

リモコンのエラーコードを確認するのもポイントだポ。番号ごとに原因や対処法がわかるポ。

きゅうとうきくん

その通り!たとえばリンナイやノーリツの111エラーは点火不良、121は安全装置が作動したサインだから、ガスの供給や元栓を確認する必要があるよ。

やかんくん

もし台所もお風呂もお湯が出ないなら、ガスコンロで火がつくか確認すればいいんだポ!

きゅうとうきくん

ガスコンロもつかなければ、ガスメーターの安全装置やプロパンガスの残量をチェックするんだ。リセットや残量確認で解決するケースも多いよ。

やかんくん

それでも直らなかったら、管理会社やガス会社、専門業者に相談するのが安心だポ。

きゅうとうきくん

自己判断で無理に触ると危険だからね。給湯器は10年以上経つと寿命の可能性もあるから、修理か交換の検討も必要になるよ。

よくある質問

水は出るけどお湯が出ないのはなぜ?
蛇口から水は出るのにお湯が出ない場合、給湯器に問題が発生している可能性があります。
主な原因には、給湯器のエラーコードが表示されている、ガスの元栓が閉まっている、ガスメーターが遮断されているなどが挙げられます。
まずはリモコンの電源を確認し、エラーコードが出ている場合はその内容に応じた対処を行いましょう。また、冬場であれば、給湯器や配管の凍結も疑う必要があります。
ガスが止まったらお湯が出ないのはなぜですか?
ガス給湯器はガスを使用して水を温める仕組みのため、ガス供給が停止するとお湯が出なくなります。原因としては、ガスメーターの安全装置が作動した、ガスの元栓が閉まった、あるいはプロパンガスボンベの残量がなくなったことが考えられます。ガス機器全般が使えない場合は、ガスメーターのリセットを試みたり、ガス会社に連絡したりして確認してください。
お風呂場のお湯だけ出なくなった原因は何ですか?
お風呂場のお湯だけ出ない場合は、給湯器自体の問題よりも、配管や蛇口に原因があることが多いです。特定の場所だけ湯が出ない場合は、個別の蛇口や配管が詰まっているか、断熱不良による凍結が考えられます。寒い時期であれば、お湯の配管が凍結していることも疑う必要があります。これらの問題を解消するためには、該当箇所を温めたり、専門業者に点検を依頼したりすることが必要です。
お風呂のお湯が出なくなったらどこに連絡すればいいですか?
お風呂のお湯が出ない場合、まずはご自身で給湯器やガスの供給状況、蛇口や配管の状態を確認しましょう。それでも原因が分からない場合は、給湯器の保証書に記載されたメンテナンス業者、ガス会社、または引っ越し先の場合であれば管理会社や不動産会社に連絡してください。給湯器設置から10年以上経過している場合、新しい給湯器への交換を検討するのも一つの方法です。

このコラムを書いた人

キンライサー

給湯器交換サービス
お湯が出なくて困ったら【キンライサー】
メディア運営担当

創業26年、年間72,000件の工事実績を誇るガス給湯器・エコキュートのプロフェッショナル。
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