給湯器Q&A
実は夏に多い!給湯器が正常でもお湯が出ない理由

目次
お湯が出ないのは夏のせい?
夏場にお湯が出ないとき、その原因としてまず考えられるのが「水温の上昇」です。外気温が高くなると水道水の温度も自然に高くなり、ガス給湯器が「もう十分に温かい」と判断して、お湯を作る動作をしないことがあります。
こうしたケースでは、故障ではなく、ガス給湯器の安全機能がちゃんと働いているだけという場合が多くみられます。
とくに設定温度が低めにされていると、夏場は水温がその設定温度に近づいてしまい、ガス給湯器が作動しないこともあります。これは不具合ではなく、ガス給湯器が周囲の環境と設定に応じて動作している“正常な現象”です。
このように、季節特有の条件が重なると「お湯が出ない」問題が起きやすくなります。
ただし、ガスや電気の供給トラブル、ガス給湯器の寿命による故障などもありえるため、もし対処しても改善しない場合は専門業者への相談が大切です。
故障と勘違いしやすい“安全機能”の仕組み
ガス給湯器には、安全のためのさまざまな機能が備わっています。
過熱防止・感知センサーなど
たとえば、過熱防止機能や感知センサーなどがそれにあたります。
夏のように外気温と水温が高い時期は、機器が安全のために給湯をストップすることがあります。「お湯が出ない」と感じても、実はきちんと機能している証拠です。
設定温度・蛇口開度の影響
設定温度が低すぎたり、蛇口を少ししか開けていなかったりすると、センサーが反応せずガス給湯器が動作しないこともあります。
こうした挙動も、ガス給湯器が正常に機能している証といえます。
リモコン設定・メンテナンスも確認
リモコンの設定温度やお湯の出る量を見直してみましょう。それでも改善しない場合は、使用状況やメンテナンスの状態も関係してくるから、定期的な点検もおすすめだよ!
夏場にお湯が出ないときの対処方法

夏場にお湯が出ない場合でも、ちょっとした操作や確認で簡単に解決できることがあります。ご家庭ですぐに試せる対処方法を順番にご紹介します。
① 設定温度を高めにする
リモコンの設定温度が低すぎると、夏場の高い水温と重なってガス給湯器が作動しないことがあります。
普段より2〜3℃ほど高めに設定するだけで改善する場合があるため、まず試してみましょう。
② 給湯量を増やす
ガス給湯器は一定の水量がないと作動しません。蛇口やシャワーをしっかり開けて水の流れを多くし、ガス給湯器が動きやすい状態にしてみましょう。
必要に応じて、元栓やフィルターの確認も行うと安心です。
③ 他の蛇口やシャワーで試す
一部の蛇口だけでお湯が出ない場合は、その箇所の配管や器具に問題がある可能性も。他の場所でもお湯が出ないなら、ガス給湯器本体か外部のトラブルが考えられます。
こうした確認は、原因をしぼりこむうえで重要なポイントになります。
修理や交換が必要な“故障”のケース
対処しても改善しない場合は、ガス給湯器に何らかの故障が起きているかもしれません。
給湯器の寿命や部品の劣化
ガス給湯器の寿命はおおよそ10〜15年です。長く使っていると、内部の部品が劣化して動作に不具合が出てくることがあります。
とくに夏場のような厳しい環境では、その症状が表に出ることもあります。
エラーコードや異常症状に注意
リモコンにエラーコードが表示されているときも、故障のサインである可能性が高いです。エラーコード以外にも下記のような症状が見られたら要注意です。
- お湯の温度が設定と違う
- ガス給湯器から異音がする
- 周辺から焦げたような異臭がする
このようなときは、すぐに使用をやめて専門業者に点検を依頼するのが良いでしょう。
お湯が出ないときに故障かどうか確かめる方法は?

「お湯が出ない=ガス給湯器の故障」と思いがちですが、意外と設定や環境によるケースも少なくありません。まずは次のチェックをしてみましょう。
- 水道水は正常に出ているか
- ガスコンロが使えるか(ガスメーターもチェック)
- ブレーカーが落ちていないか
- リモコンのエラー表示は出ていないか
さらに、フィルターの詰まりやバルブの開閉状態なども確認してみましょう。
きゅうとうきくん
家庭で簡単にできるチェックだから、まずはここから始めるのがおすすめだよ!
修理・交換時は専門業者へ
それでも直らないときは、ガス給湯器の部品故障や経年劣化が原因かもしれません。
キンライサーではガス給湯器工事の流れに沿って、ご相談・交換する給湯器のご提案・工事・アフターサポートまで一貫して対応しています。ガス給湯器の交換ならお気軽にご相談ください。
故障してしまったらどうするか
ガス給湯器の故障がはっきりした場合、まずリモコンのエラーコードを確認してみましょう。
なかには取扱説明書のリセット操作で解決できるトラブルもあります。
10年以上経過は交換も検討
購入から10年以上経っている場合は寿命の可能性が高く、修理より交換を検討する方が現実的なケースも。最近のガス給湯器はエコジョーズという省エネタイプのガス給湯器があり、エネルギー効率が高く、ランニングコストの削減にもつながります。
また、ガス給湯器まわりの配管や設置環境に原因がある場合もあり、専門業者による的確なチェックが欠かせません。
メンテナンスの重要性
突然のトラブルを防ぐためにも、普段からのメンテナンスが大切です。もし設定と違う温度でお湯が出たり、異音・異臭がある場合は、早めの点検で大きな故障を防ぐことができます。
夏場は特に水温や気温の影響を受けやすい季節。お湯が出ないと感じたときは、あわてずに一つずつ確認をして、必要に応じてキンライサーにご相談ください。
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【まとめ】夏場は水温上昇や設定温度、安全機能の作動により給湯器が正常でもお湯が出ないことがある
やかんくん
きゅうとうきくん、夏になるとお湯が出にくいことがあるんだけど、これって給湯器が壊れたポ?
きゅうとうきくん
まずね、夏と冬では水道水の温度が20℃近くも違うんだ。だから設定温度が低めにされていると、水温がその温度に近くなってガスが点火しないことがあるんだよ。
やかんくん
なるほどポ!じゃあ、設定を変えれば直ることもあるポ?
きゅうとうきくん
そうそう!ちょっと温度を高めにしたり、お湯の量を増やすと改善することも多いよ。
やかんくん
でも火が消えちゃうって、危ないポ?
きゅうとうきくん
大丈夫!それはね、給湯器が熱くなりすぎないように自動で火を消す安全機能が働いてるからなんだ。夏場は直射日光や高温で本体が熱くなって、センサーが“危険!”って判断して止めることがあるんだよ。
やかんくん
そんなにいろいろ働いてるんだポ…給湯器ってすごいポ
きゅうとうきくん
でしょ?たとえば、ハイリミットスイッチ、過熱防止装置、温度ヒューズ、給湯残火安全装置とか、たくさんの安全機能が給湯器に搭載されていて、センサーがいつも見守ってくれてるんだ。
やかんくん
これだけのセンサーと機能がついてたら安心だポ~!