給湯器Q&A
給湯器を再起動するにはどうしたらいいですか?操作と注意点をわかりやすく解説

目次
給湯器を再起動するにはどうしたらいいですか?
給湯器がうまく動作しないときには、再起動することで問題が解消する場合があります。
再起動は基本的に「電源を一度切って、再度入れ直す」操作ですが、機種によって方法は異なる場合があるため、必ず取扱説明書を確認することが大切です。
多くの場合、本体にある「運転スイッチ」や「リセットボタン」で操作が可能ですので、万が一不具合が起きた場合のことを考えて、取扱説明書で前もって確認しておくといいでしょう。
給湯器の再起動をする前にチェックするべきこと

再起動する前に、いくつかの点をチェックしておくと無駄な作業を防ぐことができます。
ガス・水道・電気の確認
ガスの元栓が開いているかどうか、水道が正常に供給されているか、停電などの電力トラブルがないかを確認しましょう。
ガスメーター安全装置の有無
ガスに関しては、使用中に一定の震度以上の地震が来ると自動的にガスを遮断するようなシステムがガスメーターに組み込まれていますので、再確認をすることが必要です。
ガスメーターの復帰操作
自動的にガスが遮断された場合には、まず最初に器具の栓をすべて閉めてから、ガスメーターについている復帰ボタンを押します。ランプが点滅し始めてから約3分間経つと、再びガスが使えるようになります。
エラーコードの確認
給湯器にエラーコードが表示されている場合は、その内容を調べることで根本的なトラブルの原因がわかることがあります。
営業時間内であれば、給湯器の製造メーカーのお問い合わせ窓口に電話をかけてみるのもおすすめです。
一般的な給湯器の再起動のやり方を確認しておこう
標準的な再起動の手順は以下の通りです。
- 最初に、給湯器の電源をオフにします。電源をオフにするには、本体のスイッチまたはブレーカーを用います
- 数秒〜数十秒待ちます。
- 再び電源を入れ直します。この操作で給湯器内部のシステムが初期化され、一時的な不具合が解消される場合があります。給湯器が屋外設置型の場合は、電源コードが抜けていないか、またはリモコンが正しく接続されているかどうかも確認しましょう。
屋外設置型のチェックポイント
給湯器が屋外設置型の場合は、電源コードが抜けていないか、またはリモコンが正しく接続されているかどうかも確認しましょう。
メーカー別!給湯器の再起動方法とその注意点まとめ

メーカーごとにエラーコードが表示した際、リセットの操作方法や注意点が異なりますので、注意が必要です。
リンナイの場合
リモコンの電源オフ→オンで再起動してもエラーコードが消えない場合は、エラーコードによって再起動方法が異なります。
エラーコードが“02”のとき
エラーコードが“02(60分連続での燃焼)”の場合、すべての蛇口を閉めて電源をオフにし、再操作します。
エラーコードが“12”のとき
エラーコード“12(途中失火・立ち消え)”であれば、ガス栓・ガスコードを確認した後、電源を1度押して点滅を解除してから再操作します。
ノーリツの場合
リモコンでの操作が基本ですが、場合によっては電源プラグの抜き差しも必要です。
エラーコードが“102”のとき
エラーコード“102(ふろ燃焼異常)”が出た場合は、能力低下の状態になっており、再起動することによって運転はできますが、安全のために早めに点検を受けることが大切です。
パロマの場合
最初に給湯栓を閉めてから、ガス栓と給水の元栓が閉まっていないかどうかを確認します。
次にリモコンに付いている運転スイッチを押して運転を「切」にし、約1分間待った後、運転スイッチを再び押して運転を「入」にします。
エラーコード「11」の場合の対応
給湯栓を開けてみてお湯が出ず、再びエラーコードが表示されるようなときは、エラー番号に応じてリセット方法が変わりますので、取扱説明書を最初に確認しましょう。
例えばエラーコード「11」は、ガスメーター(マイコンメーター)がガスを遮断しているという意味ですので、ガスメーターをリセットしても改善しない場合は最寄りのガス事業者に連絡する必要があります。
きゅうとうきくん
何度も再起動を繰り返すことで内部機器に負荷がかかって、故障してしまう場合もあるから、不具合が続く場合は専門業者へ相談するのがおすすめだよ。
再起動でも直らない!考えられる原因とは
再起動をしても改善しない場合には、給湯器内部のセンサー異常や凍結による配管の詰まりなどといった原因が考えられます。
また、基盤や電装部品の故障によって給湯器がうまく作動しないこともありますので、エラーコードが表示されている場合は、それを手がかりにトラブルの箇所を絞ることが重要です。
再起動の繰り返しには注意が必要
再起動を短時間に何度も行うのは、かえって機器に負担をかけてしまう可能性があります。
電子制御部の注意点
電子制御部に関しては過電流のリスクがあり、状態が悪化することも考えられます。
再起動をしてもすぐに不具合が再発するようなら、無理に使い続けず、点検を依頼するほうが安全です。
再起動が頻発したら…対処方法と点検の目安とは

頻繁に再起動が必要になる場合、それは給湯器に何らかの不具合が継続しているサインです。
まずは使用環境(ガス・水・電気の供給状態)に問題がないかどうかを再確認し、それでも改善しないなら、点検を依頼する時期といえるでしょう。
設置10年以上は買い替え検討
設置から10年以上経っている場合は、部品の経年劣化の可能性が高く、買い替えも視野に入れる必要があります。
修理費用や修理対応の可否はメーカーや型式により異なるため、専門の修理業者に相談するのが安心です。まずはメーカーの相談窓口に電話してみるのが一番です。
毎日使う給湯器だから、完全に壊れてしまう前に、早めに対策を立てることをおすすめします。
【まとめ】給湯器の再起動は「電源を一度切って、再度入れ直す」操作が基本!
やかんくん
ねえ、きゅうとうきくん、給湯器を再起動をするにはどうしたらいいポ?
きゅうとうきくん
電源をまず一度切ってから、もう一度入れ直す方法が一番だね。給湯器にリセットボタンが付いているのなら、それを押しても再起動できるよ。
やかんくん
そうなんだ。再起動する前に確認しておくことはあるポ?
きゅうとうきくん
ガスの元栓が閉まっていないかどうか、水道はいつも通り来ているかどうか、停電になっていないかどうかをチェックするのがおすすめだね。
やかんくん
再起動しても治らないときはどうしたらいいポ?
きゅうとうきくん
給湯器内部のセンサーが壊れているときなんかは、再起動してもうまく動かないことがあるから、専門業者に点検を依頼するのがいいね。
やかんくん
なるほど!給湯器の点検は何年おきにすればいいんだポ?
きゅうとうきくん
給湯器は、10年ぐらい経つと部品を交換したりしなくちゃいけなくなるから、だいたい使い始めてから10年が点検の目安なんだ。