給湯器Q&A
給湯器が冬にうるさいのはなぜですか?冬季特有の音の原因と対処法

目次
給湯器が冬にうるさいのはなぜですか?
冬の時期に入ると、どこからか機械音がすることがあります。家の中を見ても特に音の原因になるものがないので、外に出て見てみると、給湯器から音が出ていることに気づきます。
もしかしたらあなたもこのような音を聞いたことがあるかもしれません。故障したのかも?と不安になるかもしれませんが、給湯器が冬になると音が鳴るのには原因があります。
凍結防止機能による動作音
冬場になると注意しなければいけないのが、配管の凍結です。給湯器につながっている水道管も同様で、配管の凍結を防ぐ必要があります。
他にも給湯器に搭載されている追い焚き用循環ポンプや、給湯器内部の水が凍らないようにするためにヒーターが動作することがあります。特にお湯を出していないのに音が聞こえる場合、これらの凍結防止機能が作動して、音が鳴ることがあるのです。
冬場の燃焼音・負荷増加による作動音
冬場の燃焼能力をアップさせるため、バーナーの燃焼する音が普段よりも大きくなりますし、特に寒い時期になると、給湯器にかかる負担が大きくなるので、給湯器内の動作音が普段よりも高く聞こえることがあります。
冬ならではの給湯器の音とその主な理由

冬場に起こる給湯器の騒音として、給湯器の凍結防止機能があります。給湯器には外気温を判断して、配管内の水が凍るのを防ぐために追い焚き用循環ポンプを運転させて凍結防止を行います。
この際、外からブーンといった異音がする場合がありますが、これは給湯器にあらかじめついている機能なので、故障ではありません。
金属部品の収縮音
給湯器は金属でできている部分がほとんどですが、冬場になると、内部の金属部品が寒さにより収縮することがあります。冬場特有の現象により、普段は発生しない音が出てしまうことがあります。
経年劣化による異音
給湯器の経年劣化により、騒音が発生してしまう場合があります。給湯器内部の部品が劣化すると、振動した際にカタカタといった音が鳴ることがあるのです。給湯器内のモーターの劣化により、異音が発生することもあります。
どんなときに音が鳴るの?タイミングとその意味とは?
給湯器から聞きなれない音がするかもしれませんが、それぞれに意味があります。すぐに故障だと決めつけず、まずは落ち着いて音の意味を確認しましょう。
電源オン・オフ時の音
電源を入れると給湯器から音が鳴ることがあります。ブーンといった音は給湯器内のファンが作動すると発生します。
他にもトゥトゥトゥといった音が鳴ることがありますがこれは給湯器内の部品の作動音です。このような音は故障ではなく正常な動作なので、心配する必要はありません。
給湯器の電源をオフにした際、給湯器内部の装置を守るため、一定時間内部が作動して音が鳴ることがあります。
普通の音と気をつけたい音の違いを知ろう
正常な音かどうかを聞き分けるポイントとして、音が一定のリズムでなっているかどうかという点があります。
ブーンという音や、ジューといった音が給湯器の動作と同時に発生する場合や、電源をオフにした場合に聞こえる場合は、正常だと考えても大丈夫です。
他にも冬場になって給湯器から音が聞こえる場合も、凍結防止機能が作動しているため、故障ではありません。
故障や異常の可能性がある音
故障などの可能性がある異常音は、先ほどのような音とは違います。
例えば給湯器から金属が擦れるようなキーンといった音がする場合は、内部で異常が起きている可能性があります。
他にも内部のファンが回っていて、カタカタといった給湯器の振動する音が聞こえる場合、内部で部品が干渉している可能性があるので注意が必要です。
爆発音やエラー表示は要注意
普段とは違う爆発音が聞こえたり、給湯器のリモコンにエラーコードが表示される場合には、異常が起きている可能性が高いので、すぐに使用を中止して点検を行い修理依頼も検討しましょう。
気になる音がしたときの対処法と修理や交換の目安は?

よくある異音が、冬場の凍結を防止する機能によるブーンといった音です。音は消せませんが、軽減することは可能です。
具体的には浴槽の循環口よりも多めに水を張ることで、凍結防止機能動作時の音が小さくなる事があります。フィルターの目詰まりが原因で音が鳴ることもあるので、追い焚き用循環金具フィルターの清掃を実施してください。
爆発音や異音時の緊急対応
着火後、または使用中に「ボンッ」という小さな爆発音がするときは、そのまま使い続けると不完全燃焼などを起こす可能性があり、大変危険です。使用をすぐに止めてから業者に連絡し、見てもらいましょう。
水漏れ・シュー音・対応法
給湯器の付近や、水回り設備含めて「シュー」という音がしているときは給湯器につながる配管類を確認して、水漏れなどがないかをチェックしてください。
もしポタポタ水が漏れている場合は使用を止め、できれば水の元栓を締めて業者を呼んでに来てもらい適切な処理をしてもらいましょう。
修理・交換の目安と点検依頼
修理や交換についての判断は自分ではできません。
給湯器の寿命は10年が目安と言われています。10年が経過したら、給湯器の調子が良いとしても、業者に一度確認と点検を依頼し、部品交換が必要かどうかを見てもらいましょう。
きゅうとうきくん
給湯器のリモコンに繰り返しエラーが表示される場合、そのまま使い続けると重大な事故につながる恐れがあるので、この場合も専門業者に点検を依頼しよう!
おかしな音を放っておくとどうなる?注意したいポイントとは?
給湯器から普段とは違う音が聞こえる場合、そのまま使い続けることにはリスクが伴います。少しでも普段と違うことに気づいたら、早めに点検をしてもらうことで、修理時の費用が抑えられます。
初期対応の重要性
初期段階の故障であれば内部の清掃などで済むこともあるのですが、放置すると内部の部品を損傷させてしまったり、給湯器の交換が必要になったりする可能性があります。
大丈夫だろうという気持ちで使い続けると、重大な事故につながる可能性があります。
【まとめ】冬に給湯器がうるさくなるのは、凍結防止のためのポンプ作動や部品の収縮、経年劣化が原因!
やかんくん
冬になってうちの給湯器がうるさいんだけど、これって大丈夫ポ?
きゅうとうきくん
冬は凍結防止のポンプやヒーターが動くから、普段より音が大きくなることがあるよ。ブーンとかこれに似た低い音なら問題はないと思うよ。
やかんくん
もし変な音がしたり給湯器が止まらなかったりしたらどうするポ?
きゅうとうきくん
そうだね、ピーピーとかカタカタカタみたいな音が続く場合は故障の可能性もあるから注意した方がいいよ。放っておくと大変なことになることもあるから、その場合は早めに業者に相談したほうがいいかもね。
やかんくん
音の種類に気をつければいいんだポ!