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給湯器の電源を入れっぱなしにしておくとガス代はいくらかかりますか?電源ONで損しない?

目次
給湯器の電源を入れっぱなしにしておくとガス代はいくらかかりますか?
給湯器の電源を入れっぱなしにしておいても、ガス代は基本的にかかりません。
ガス代が発生するのは、実際にお湯を使用したときや温水式床暖房、追い焚き機能などを利用したときのみです。給湯器は水流を感知すると点火し、初めてガスを消費する仕組みになっています。そのため、電源を入れているだけではガスは消費されません。
ただし、注意が必要なのは「うっかり給湯器を稼働させてしまう」ケースです。
例えば、洗面所のシングルレバー水栓でお湯側にハンドルをひねった際、意図せず給湯器が稼働してしまうことがあります。このような状況では、ガス代が発生する可能性があります。
給湯器の電源入れっぱなしはガス代にどう影響する?
給湯器の電源を入れっぱなしにすると、待機電力が増加するため、電気代がわずかに上がる可能性があります。ガス代への影響は、給湯器の種類によって異なります。
待機電力で電気代は増加する?目安は?

待機電力とは、家電製品を使っていないときでも、待機状態で消費される電力のことです。給湯器を含む多くの家電製品には待機電力が存在します。
例えば、給湯器のリモコンパネルが「入」の状態では、待機電力が増加します。この待機電力を減らすことで、年間で数百円の節約が可能とされています。また、家庭で使われる電力のうち、約5%は待機電力だと言われています。
きゅうとうきくん
待機電力を抑えるには、こまめにリモコンパネルのスイッチを切ることが有効なんだ。金額としては大きくはないけど、節電意識を高めるためには、この方法がおすすめだよ。
種類別!給湯器の電源オンオフとガス代の関係とは
給湯器の種類によって、電源のオンオフがガス代に与える影響は異なります。
1. 給湯専用タイプ
給湯専用タイプの給湯器は、お湯を使用する際に点火し、ガスを消費します。電源を入れっぱなしにしておいても、お湯を使用しない限りガス代はかかりません。
2. 追い焚き機能付きタイプ
追い焚き機能付きの給湯器は、お湯を使用しない場合でも、自動保温時間が設定されている場合、浴槽内のお湯の設定温度を維持するためにガスを消費します。
このため、必要ないとき(浴槽に入らない時間)にはリモコンの自動スイッチを切ることや、季節に合わせて自動保温時間の設定を変えるなどを行うことで、節約することができます。
3. 温水式床暖房付きタイプ
温水式床暖房付きの給湯器は、お湯を使用しない場合でも、床暖房のためにガスを消費することがあります。床暖房は温度調整で節約できます。また、タイマー機能が備わっている場合、活用する事で更に節約ができます。
電源を入れっぱなしにしても安全?故障リスクはある?
給湯器の電源を常に入れておくこと自体は基本的に安全ですが、いくつかのリスクや注意点も存在します。特に長期間使用している機器や設置環境によっては、思わぬトラブルにつながる可能性がある点についても理解しておくことが大切です。
1. 機器の経年劣化と火災リスク
給湯器の耐用年数は一般的に10年程度とされ、内部の電子基板や配線、ガスバルブなどは使用とともに劣化します。そのため使用年数が10年を超えてくると、トラブルや不具合のリスクが出てきます。異音や異臭、エラーコードが頻発するようであれば、早急に点検や交換を検討するのがよいでしょう。
2. ガス漏れや一酸化炭素中毒のリスク
給湯器の中には不完全燃焼防止装置がついているものも多く、安全対策は万全です。給湯器の経年劣化や換気不足の状態では一酸化炭素中毒の危険性がゼロとは言えず、特に古いタイプの「バランス釜」などでは要注意です。
設置場所の換気が不十分だったり、排気口がふさがっていたりすると、ガスの燃焼に支障をきたし、不完全燃焼を起こすことがあります。また、屋内設置型の給湯器は特にこまめな換気やフィルター清掃が重要です。
節約に効果的な給湯器の使い方と注意点
給湯器は家庭内でのガス使用量の大部分を占めており、使い方次第で大きな節約効果が得られます。
1. お湯の使用量をコントロールする
最も基本的かつ効果的な節約方法は、「必要な量だけお湯を使う」ことです。入浴の際も、家族の入浴時間が空きすぎると追い焚きの回数が増え、ガスの消費が増加しますので、できるだけ続けて入るなどの工夫も有効です。
2. 温度設定を見直す
給湯器の設定温度をやや低めにすることで、ガスの使用量を抑えることができます。また、夏場は温水を高温で使う必要が少ないため、設定温度を季節に応じてこまめに調整するのがおすすめです。
3. リモコンの電源はこまめにオフに
給湯器のリモコンパネルは、電源が入っているだけでも微弱な電力を消費しています。年単位で見れば、待機電力による電気代は数百円にもなります。
使わない時間帯(深夜や外出時など)にはリモコンの電源をオフにすることで、無駄な電力消費を抑えることが可能です。
4. 給湯器の定期点検を忘れずに
給湯器の性能が劣化すると、必要以上にガスを使ってしまったり、不完全燃焼が起きたりすることがあります。日頃から点検や清掃を行うことで、長期的に節約効果を維持することができます。メーカーやガス会社の点検サービスを検討する事もよいでしょう。
【まとめ】給湯器の電源を入れっぱなしにしても通常ガス代はかからないが、待機電力で電気代が年間数百円発生!
やかんくん
ねえ、きゅうとうきくん、給湯器の電源って、入れっぱなしにしておくとガス代がかかるポ?
きゅうとうきくん
給湯器の種類によってはかかることがあるね。
やかんくん
電源は入れっぱなしにしておいても安全ポ?
きゅうとうきくん
給湯器は安全な機器だけど、10年以上経ってる場合は気をつけたほうがいいね。こまめにフィルター掃除をしたり、点検したりしてもらうことも大切なんだ。
やかんくん
ガス代や電気代を節約する方法はあるポ?
きゅうとうきくん
温度設定を低めにして、使うお湯の量をコントロールするのが一番だね。使わないときはリモコンの電源をオフにするのもおすすめだよ。