給湯器Q&A
給湯器が壊れやすい時期はいつですか?壊れる前兆もチェック

目次
給湯器が壊れやすい時期はいつですか?
給湯器が壊れやすい時期は、湿気の多い梅雨や夏の時期、そして稼働の多い冬です。寒い季節はお湯の使用量が増え、給湯器への負担も大きくなります。気温の高い時期であれば水で過ごすこともできますが、冬の寒い時期にお湯が使えないと非常に不便です。冬以外に、春から秋にかけても見落としがちなトラブルがあるため、注意が必要です。
トラブルが起こる前にチェックしておこう
季節以外に、寿命によっても給湯器は故障することがあります。あらかじめ給湯器が故障しやすい時期を知っておくことで、いざというときの突然の故障を防ぎ、快適な暮らしを守ることができます。給湯器の故障しやすい冬が訪れる前に交換や修理をしておくと、冬の寒い日も安心して使うことができます。給湯器のトラブルが起こる前に異常がないか、チェックしておきましょう。
なぜ「冬」に壊れる?給湯器が故障しやすい理由とは
給湯器が壊れやすい冬は、気温の低さ以外にも使用頻度が関係しています。給湯器の耐用年数は10年〜15年であるため、何年も使っていると壊れやすくなります。夏はお風呂をシャワーだけで済まし、冬は湯船に浸かるという人も少なくないでしょう。お湯を沸かすためにフル稼働し、その結果、機能が少しずつ衰えてしまいます。
使用頻度による負荷
冬は気温が下がるため、水をお湯に変えるには多くのエネルギーを使わなくてはなりません。寒い時期は給湯器の設定温度と水の温度の差が大きく、給湯器の熱交換器で多く燃焼させる必要があるのです。
凍結によるリスク
また、冬の寒い日は気温が0度を下回り、給湯器や水道管が凍ることがあります。気温の下がる時間帯にも給湯器を使っていれば凍る可能性は低いですが、夜間や長時間使っていないと凍ってしまうことがあります。
寒い季節に多発する給湯器トラブルと対処方法
冬に多発する代表的なトラブルは、お湯が出ないというトラブルです。凍結による配管の詰まりや蛇口の故障などが原因である可能性が高いでしょう。お湯が出ない時の対処方法は、一度電源を切って入れ直すか、給水元栓とガス元栓を全開にし、電源プラグを抜いて再度入れ直すことです。凍結が原因である場合は、自然解凍を待って使おうとする時に、水漏れが起こっていないか注意しましょう。
温度が安定しない場合の対処
他にも、冬の寒い時期には温度が安定しないというトラブルが起こりがちです。水栓金具の不具合、給湯器や混合栓の故障などが原因であると考えられます。フィルターに髪の毛や風呂場で使った入浴剤やメンテナンス用品などのゴミが引っかかっている可能性もあります。浴槽のキャップを外して汚れを取ることで、温度の不安定を解消できるでしょう。
春〜秋に出やすい給湯器の異常とは?
冬に比べると、春から秋にかけて給湯器の使用頻度が下がるため、故障リスクは低いと思われるでしょう。しかし、給湯器の使用頻度の低い時期だからといって油断は禁物です。大雨や台風の来る夏や秋は、安全装置が稼働し、点火できなくなることがあります。自然災害によって電源が落ちてしまったら、天候が良くなるまで無理に復旧させないことです。
他に、梅雨のような高湿度の時期には給湯器内部の湿度が上がり、火が付きにくくなることがあります。エラーコードが出ているケースが多いので、コード表を見て、どこに不調が起きているかをチェックしましょう。

きゅうとうきくん
また、気温の高い時期はリモコンの設定温度よりも高い温度のお湯が出ることがあります。故障ではなく自然に起こる現象であるため、蛇口を開けてそのまま流して様子を見ましょう。
給湯器は何年もつ?寿命と季節による負荷の関係
一般的に給湯器の寿命は10年前後とされており、10年を過ぎたものは故障しても修理の対応ができないことがあります。また、給湯器の寿命の訪れは使用環境やメンテナンス状況によって大きく左右されます。使用する季節ごとに給湯器に負荷がかかり、それが寿命に影響を及ぼす点に注意が必要です。
給湯器の稼働が多い冬は部品の劣化が早まるため、壊れやすくなります。一方、夏は稼働時間が短いので負担が少なく見えますが、雨水によるショートや湿気による火がつかないなどのトラブルが起き、徐々に劣化していきます。定期的なメンテナンスをすることで異変を発見し、寿命を長持ちさせることができるでしょう。
それ、前兆かも!給湯器の故障を見落とさないために
給湯器の故障には前兆があることが多く、早く気づくことができると、被害を最小限に抑えられる可能性が高いでしょう。具体的には、お湯が出ない、お湯の温度が安定しない、給湯器から異音がしているなどの症状です。「ピー」や「キーン」という音、「カタカタ」「ゴー」といった音が聞こえたら、故障しているおそれがあります。反対に、「ブーン」「ウー」などの音は正常に動いている音なので安心です。
さらに、給湯中にガスの臭いを感じる、ボンッという耳慣れない音がした場合は要注意です。不完全燃焼のおそれがあり、火災やガス中毒などの命の危険にかかわる事態になりかねないので使用を中止しましょう。故障の前兆を見逃さないことが、寒い時期の突然のトラブルを防ぐポイントです。
冬より前に交換すべき理由
給湯器の交換は、稼働が増える冬直前が最もベストなタイミングです。夏にもシャワーやお風呂でお湯を使いますが、冬はそれらに加えて、手洗いや洗い物などでも使う機会が増えます。壊れてから給湯器を交換すればいいと考えている方も少なくないかもしれません。しかし、冬本番になると業者も繁忙期であるため、壊れたからといってすぐに交換や修理できない可能性があります。
10年近く使っている給湯器を稼働していると、ある日急に使えなくなるという事態が起こりかねません。壊れてしまうと交換や修理まで、数日間はシャワーやお風呂で水しか使えなくなってしまいます。トラブルが起こる前に適切なメンテナンスをしておくことで、安心して冬に使うことができるのです。
【まとめ】給湯器が壊れやすい時期は、湿気の多い梅雨や夏の時期、そして稼働の多い冬!
きゅうとうきくん
給湯器の調子が最近悪いんだよね。
やかんくん
それは大変だポ。病院行く?
きゅうとうきくん
いや、ぼくじゃなくて使っている給湯器の話。そうだ、給湯器っていつ交換するのがいいか分かる?
やかんくん
冬かな。やかんも冬によく使うし。
きゅうとうきくん
ブブー、実は冬にはよく使うから壊れやすいんだ。その前に交換するのがおすすめだよ。
やかんくん
そうなんだ、よく知っているポ。
きゅうとうきくん
給湯器の寿命は10年くらいなんだ。それに、壊れる直前に変な音がしたり、お湯がいつも通りに出なかったりといったトラブルで知らせてくれることがあるんだ。
やかんくん
急に壊れたら困るポ。壊れる直前に壊れそうって教えてくれるんだ。
きゅうとうきくん
直接言ってくれるわけではないけれどね。冬だけでなく、春から秋にも気温の高さや湿気で不調が起こることがあるよ。
やかんくん
いつ給湯器が壊れるか分からないんだ。だからこそ、定期的なメンテナンスが大事なんだね。