給湯器Q&A
給湯器が地震で止まったら?復旧方法や注意点を解説

地震のあと「お湯が出ない」「給湯器が動かない」と慌ててしまう方は少なくありません。
実は、給湯器が地震で止まるのは故障ではなく、安全を守るための正常な動作であるケースがほとんどです。
ただし、復旧方法を誤るとガス漏れや二次被害につながる恐れもあります。
この記事では、給湯器が地震で止まる理由から正しい復旧手順、注意点までをわかりやすく解説します。
この記事を通して、地震後でも落ち着いて安全に対応できる知識を身につけましょう!
「読む時間がない」「耳で聞く方が楽だ」という方のために、この記事の要点をまとめた音声ガイド(約1分30秒)も用意しました。下のプレーヤーから、ぜひお聞きください。
目次
給湯器が地震で止まる理由

地震が発生すると、給湯器が停止してしまう場合があります。
これは安全性を確保するための仕組みであり、主にガスメーターや給湯器本体の安全装置、また電気や水の供給が遮断されることが原因です。
ここでは、具体的な理由について詳しく解説します。
ガスメーター(マイコンメーター)による遮断
地震発生時には、ガスメーター(マイコンメーター)が揺れを感知し自動的にガスの供給を停止する仕組みになっています。
これは、災害時における二次被害を防ぐための安全装置です。
たとえば、震度5相当以上の大きな揺れが発生すると、ガスメーターのセンサーが作動してガス供給を遮断します。
また、ゴム管の外れやガス圧の異常など異常時にも同様に停止する仕組みがあるため、自然災害時に備えた仕組みとして信頼性が高いです。
その結果、ガスを使用している給湯器も動作を停止します。
この機能により地震発生時の火災や爆発といった被害を最小限に抑えることができます。
給湯器本体の安全装置(感震停止機能)
給湯器(主に石油給湯機)には地震の揺れを感知する安全装置が搭載されている場合があります。
この機能は、予期せぬ地震などが発生した際に、給湯器本体の動作を強制的に止めるものです。
感震停止機能が作動することで、ガスが供給されている場合でも給湯器の稼働が抑制され、二次被害を防ぎます。
この安全装置は、揺れの大きさだけでなく、揺れが継続する時間にも反応します。
特に大きな災害時には自動的に停止するため、揺れが落ち着くまでは操作を控えることが大切です。
地震の揺れによる事故のリスクを軽減するための重大な要素であるため、事前の点検や故障時の備えも必要です。
電気や水の供給停止
地震が発生すると、停電や断水が原因で給湯器が動作しなくなる場合があります。
多くの給湯器は、電気を使ってコントロールされているため、停電になるとリモコンの操作や内部動作が停止してしまいます。
また、断水が発生した際には水の供給が途絶えるため、給湯器が正常に機能しなくなります。
これらは災害時においてご家庭全体のインフラが寸断されることが原因であり、給湯器単体の問題ではありません。
地震による影響でお湯が出なくても慌てず、ガス・電気・水の供給状況を確認することが第一です。
特に停電後に電源が復旧した際、設定がリセットされる場合があるため、再設定方法について事前に確認しておくことが重要です。
給湯器が地震で止まった場合の復旧手順

地震後に給湯器の動作が停止した場合、復旧作業を安全に行うことが重要です。
ここでは、具体的な復旧手順について詳しく解説します。
1.安全を確認する
まず最初に、周囲の安全を確保してください。
地震によってガス漏れや停電が発生している可能性があります。
特に、ガス臭がする場合は、すぐに窓を開放し安全な場所に避難し、ガス会社に連絡する必要があります。
また、火気や電気スイッチには絶対に触らないようにしましょう。
地震後に周辺で建物が損傷している場合、状況が落ち着くまで給湯器に触れるのは控えてください。
安全確認が済むまで復旧作業を開始しないことが最も重要です。
2.ガスメーターを復帰させる
次に、ガスメーター(マイコンメーター)を確認しましょう。
大きな揺れにより、安全装置が作動してガス供給が停止している可能性があります。
液晶画面にアルファベットのエラーや「ガス止」等が表示された場合、停止している状態です。
復帰方法は、最初に全てのガス機器を「止」にしてください。
次に、メーター正面にある復帰ボタンを押します。
このときランプが点灯し、約1~3分間はガス漏れ確認が行われますので、ガス器具を使用せず待機してください。
完了後にランプが消えれば、ガスが復帰します。
操作中、ガスメーターの近くで火気厳禁となることも注意しましょう。
3.給湯器のリモコンをリセットする
ガスが復帰したら、給湯器のリモコンをリセットします。
リモコンの主電源を一度「切」にしてから、再び「入」に切り替えてください。
機種によってはエラーコードが表示される場合がありますが、コードが消えない場合、取扱説明書を確認するか、専門家に相談してください。
停電後に電力が回復した場合も、同様の手順で再起動を試みます。
また、水道の供給状況が問題ないかも確認することが重要です。
すべての手順を終えても給湯器が動作しない場合には、機器自体の損傷や故障の可能性も考えられるため、メーカーや給湯器の専門業者への相談を検討しましょう。
給湯器に関する地震発生時の注意点

地震発生時、給湯器の使用には細心の注意が必要です。
揺れが収まった後でも焦らずに対応することが安全確保の第一歩です。
ここでは、地震発生時に給湯器の使用で注意すべきポイントを詳しく解説します。
お湯の使用を即座にやめる
地震で揺れを感じたら、給湯器を利用している場合はすぐにお湯の使用を停止してください。
理由として、地震によってガス配管や給湯器本体に障害が発生している可能性があるためです。
障害が生じた状態で水の循環を続けると、ガス漏れや機器の故障を招く危険性があります。
また、配管の破損により水漏れが起きるケースもあるため、揺れが収まるまでは使用を控えることが安全です。
無理に火を消しに行かない
調理中や給湯器を使用中に揺れが発生しても、無理にその場で火を消しに行かないようにしてください。
揺れている最中に行動することで転倒ややけどといった二次被害を招くリスクが高まります。
大きな火災を防ぐための重要な行動ですが、安全確認が第一です。
揺れが収まった後、給湯器やガス周りの状態を慎重に確認したうえで対応しましょう。
ガス臭いときは操作しない
地震後に給湯器やその周囲でガスのにおいを感じた場合は、給湯器には触れず、すぐに窓を開けて換気を行ってください。
その後、速やかに屋外に避難し、ガス会社や適切な専門業者に連絡しましょう。
ガス漏れの状態で操作を行うと、引火や爆発の危険があります。
専門知識を持つ業者が対応するまで安全な場所で待機することが重要です。
断水時は給湯ボタンを「切」にする
断水が発生した場合、給湯器の給湯ボタンを「切」にすることが必要です。
断水中は給湯器に水が供給されないため、空焚き状態になり、機器の故障やさらなる被害を引き起こす恐れがあります。
断水が解除された後に正常動作を確認できるまでは、給湯器の使用を慎重に行いましょう。
地震が原因で断水が起きやすい地域では、この対応を事前に覚えておくことも大切です。
ガスの元栓を閉める
地震発生後、家を空ける場合はガスの元栓を閉めることが必要です。
これは、揺れの影響で配管がずれるなど、帰宅後にガス漏れが判明するリスクを防ぐ目的があります。
元栓を閉めることで、給湯器やガスコンロが誤って作動することも防げます。
長時間家を留守にする際や、避難を余儀なくされた場合にも、元栓の操作を忘れず行いましょう。
まとめ
地震発生時、給湯器の適切な対応を知ることは、安全を守るうえで非常に重要です。
揺れによるガスメーターや給湯器本体の安全装置が作動すること、また停電や断水が影響する場合もあるため、復旧方法を把握しておきましょう。
復旧時は、必ず安全を確認し、手順通りに対処することが大切です。
特に大きな揺れの際はガスの元栓を閉めたり、使用を控えたりすることで、二次災害を防ぐことができます。
災害が起きる前に復旧手順や備えについて確認しておくことが、緊急時の備えとなります。
また、給湯器の異常が解決しない場合は、すぐにメーカーや給湯器の専門業者に相談してください。
やかんくん
地震でお湯が止まったポ!これって壊れちゃったポ?
きゅうとうきくん
安全のためにガスメーターや給湯器が自動で止まっているだけのことが多いよ。故障じゃない可能性が高いんだ。
やかんくん
よかったポ。どうすればまた使えるようになるポ?
きゅうとうきくん
まずガス臭くないか確認して。問題なければガスメーターの復帰ボタンを押して、給湯器のリモコンをオンオフしてみて。
やかんくん
復旧するときに注意することはあるポ?
きゅうとうきくん
もしガス臭ければ換気して避難すること!断水している場合は、故障を防ぐために給湯器のスイッチを切ってね。





