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給湯器のお湯が設定温度よりぬるい!温度が上がらない原因を解説

「設定温度は合っているのに、お湯がぬるい」「冬になると温度が上がらない」といった給湯器のトラブルは、意外と多くの家庭で起こっています。
原因は配管の放熱や同時使用、水栓の不具合、給湯器の劣化などさまざまで、必ずしも故障とは限りません。
この記事では、給湯器のお湯が設定温度よりぬるくなる主な原因と、すぐに試せる対処法、故障を疑うべきサインをわかりやすく解説します。
この記事を通して、原因を正しく見極め、快適なお湯を取り戻しましょう!
「読む時間がない」「耳で聞く方が楽だ」という方のために、この記事の要点をまとめた音声ガイド(約1分20秒)も用意しました。下のプレーヤーから、ぜひお聞きください。
目次
給湯器のお湯が設定温度よりぬるい原因

給湯器から出るお湯が設定温度よりもぬるいと感じる場合、その原因はさまざまです。
ここでは、お湯の温度が上がらない主な原因について詳しく解説します。
配管放熱によって温度が奪われている
給湯器で加熱されたお湯が配管を通過する際に、放熱によって温度が奪われることがあります。
この現象は特に冬場に顕著で、外気温が低いため配管内でお湯の温度が下がりやすくなります。
また、配管が長いほど放熱の影響を大きく受け、お湯の温度が設定温度よりも低くなることがあります。
断熱材を使用して配管を保護することでこの問題を軽減できる場合がありますので、必要に応じて業者に相談してみると良いでしょう。
お湯を出す量が少ない
吐水量が少ない場合、給湯器内部での加熱が効率的に働かず、お湯の温度が設定温度よりぬるくなるケースがあります。
給湯器は通常、一定量以上の水が流れること(最低作動流量)を感知して点火・温度調節を行う仕組みになっています。
そのため、出すお湯の量が少なすぎると、燃焼が不安定になったり、そもそも点火しなかったりすることで、温度の安定に支障が出ることがあります。
また、水流が弱いと配管を通る時間が長くなり、冬場などは蛇口に届くまでに配管内で熱を奪われてしまうことも原因の一つです。
節水シャワーヘッドによる放熱
節水タイプのシャワーヘッドは、水流を制限したり、吐水するお湯の線を細くしたりする構造になっています。
お湯の粒が細かくなると、その分だけ周囲の空気に触れる表面積が増加します。
その結果、ヘッドから出て体に当たるまでのわずかな空間で急速にお湯の熱が奪われ(放熱)、肌に触れる頃には設定温度よりも大幅にぬるく感じてしまうのです。
吐水穴の詰まり(カルキ汚れ)
長期間使用していると、水道水に含まれるカルシウム分(カルキ)が結晶化し、シャワーヘッドの吐水穴を塞いでしまうことがあります。
これにより、物理的に吐水量が減少し、結果として、ぬるいといった症状が発生します。
複数箇所でお湯を使用している
家の中で複数箇所で同時にお湯を使用すると、水圧が低下し、給湯器の能力にも負荷がかかります。
特に、給湯器の号数が家庭の給湯需要に対して不足している場合、能力オーバーとなり、お湯の温度が設定温度よりも低くなりやすくなります。
例えば、シャワーを使用している間に、キッチンでお湯を使うと、蛇口からぬるいお湯が出るケースがあります。
このような場合、給湯器の号数の見直しを検討したり、できるだけ使用箇所を絞るようにすることが有効です。
必要であれば、給湯設備を見直すために給湯器の交換業者に相談してみてください。
混合水栓が故障している
お湯を出す際に使用する混合水栓が故障している場合、給湯器の設定温度通りのお湯が出ないことがあります。
混合水栓はお湯と水を適切な割合で混ぜて出す仕組みですが、内部の部品が劣化または破損していると、水が多く混ざって設定温度よりぬるいお湯が出ることがあります。
この故障は経年劣化や頻繁な使用によって起こりやすく、特に水漏れやレバーが硬いといった異常が見られる場合には注意が必要です。
混合水栓が原因と判明した場合、修理または交換を行うことが効果的です。
問題を放置するとさらに水温調整が不安定になり、快適な給湯が難しくなるため、早めに給湯器の専門業者に相談することをおすすめします。
浴槽の循環口フィルターが詰まっている
浴槽に溜めた湯がぬるい場合、浴槽の循環口フィルターが詰まっている可能性も考えられます。
このフィルターは、汚れや髪の毛が循環経路に入り込むのを防ぐ役割を果たしていますが、詰まりが発生するとお湯の循環が不十分になり、結果として設定温度よりぬるいお湯しか出なくなることがあります。
特に風呂を頻繁に使う家庭では汚れが蓄積しやすいため、定期的な掃除が重要です。
フィルターの詰まりの可能性を確認するには、循環口を外して汚れや目詰まり具合をチェックしましょう。
必要に応じて掃除をすることで問題を解消できる場合が多いです。
それでも解決しない場合には、給湯器自体の故障も考えられるため、給湯器の専門業者に相談しましょう。
給湯器が劣化・故障している
給湯器自体が劣化または故障している場合、設定温度よりぬるいお湯が出ることがあります。
給湯器は一般的に10年程度の寿命とされており、それを超えると内部部品が劣化し、温度調節機能が正常に働かなくなることがあります。
また、ガス供給部分や熱交換器に問題があると、十分にお湯を温めることができずぬるく感じることが多いです。
さらに、内部センサーの故障やエラーの発生も原因の一つとして考えられます。
給湯器の寿命が近い場合や問題の頻度が増えている場合には、修理だけでなく交換を検討するのも一つの方法です。
信頼できる給湯器の専門業者に点検の相談をし、状態に応じた適切な対応を取ることをおすすめします。
給湯器のお湯が設定温度よりぬるいときの対処法

給湯器のお湯が設定温度よりもぬるいと感じた場合には、いくつかの方法で改善できる可能性があります。
ここでは具体的な対処法について詳しく解説します。
リモコンで設定温度を高くする
給湯器のお湯がぬるい場合、リモコンの設定温度を調整することで解決できることがあります。
特にサーモスタット混合水栓を使用している場合は、給湯器の設定温度を希望の温度よりも5〜10℃高めに設定してみてください。
冬場や配管が冷えやすい環境では、配管を流れる間に熱が奪われ、お湯の温度が低下することがあります。
このような場合でも、設定温度を高めることで風呂やシャワーを使用する際のぬるさを解消できる可能性が高いです。
ただし、リモコンで設定温度を上げる際は、やけどのリスクも伴うため、必要以上に温度を上げすぎないよう十分に注意しましょう。
1箇所の使用に絞る
給湯器で複数箇所から同時にお湯を使用すると、水圧が低下し、設定温度よりもぬるいお湯が出ることがあります。
例えば、キッチンでお湯を流しながら風呂やシャワーを使用すると、給湯器の能力が追いつかず、温度低下が発生する場合があります。
この現象は給湯器の号数が家庭の使用量に対して不足している場合にも発生しやすくなります。
対策として、一度に使用する箇所を1箇所に限定することが効果的です。
例えば、風呂を使用するタイミングではキッチンでの使用を控えることで、水圧の安定と温度低下の防止が期待できます。
浴槽の循環口フィルターを掃除する
浴槽の循環口フィルターが詰まっていると、循環系統に滞りが発生し、給湯器のパフォーマンスが低下して浴槽に溜めた湯がぬるくなることがあります。
このフィルターはゴミや汚れが溜まりやすいため、定期的な掃除が必要です。
フィルターが詰まると、水流が制限され、給湯器が正しく動作しなくなる可能性もあります。
フィルターのお手入れ方法は、取扱説明書を参考にしながら安全に取り外して掃除を行うことで解決できます。
詰まりを解消することで、お湯の温度が安定し、本来の温度設定に近づく効果が期待できます。
給湯器の故障が疑われるサイン
給湯器の故障は、日常生活に大きな不便をもたらします。
ここでは、故障時に現れる代表的なサインについて解説します。
以下を参考に、適切な対処法や業者に相談するタイミングを見極めましょう。
リモコンにエラーコードが出ている
給湯器のリモコンにエラーコードが表示された場合は、故障やトラブルが発生しているサインです。
エラーコードは給湯器の異常内容を示しており、取扱説明書やメーカーサイトにその詳細が記載されています。
例えば、「111」は燃焼不良、「501」はドレン排水異常や自動湯張り異常などのトラブルを表すことがあります。
エラーコードが表示された際は、リセット操作を試みても再び表示される場合があるため、その際は早めに給湯器の専門業者に相談すると良いでしょう。
また、ガス供給の確認や給湯器の周囲に異常がないかチェックすることも忘れずに行ってください。
水しか出ない
蛇口をひねった際にお湯ではなく水しか出ない場合も、給湯器の故障が疑われます。
この現象は、給湯器内部の燃焼機能や熱交換器の不具合、またはガス供給の問題によって引き起こされることが一般的です。
まずは、リモコンの設定温度を再確認し、電源が入っているかを確かめてください。
それでも改善しない場合は、給湯器の点火装置が壊れているケースや、配管が詰まっているケースが考えられるため、給湯器の専門業者への相談をおすすめします。
給湯器から異音や異臭がする
給湯器が原因で異音や異臭が発生する場合、内部の部品に問題が生じている可能性があります。
例えば、「カンカン」や「ガタガタ」といった音はファンや燃焼部のトラブル、「ガス臭い」といった場合はガス漏れの危険性があります。
また異臭が焦げたような匂いであれば、部品の過熱やショートが原因かもしれません。
この状況では安全面のリスクが高いため、速やかに使用を中止し、ガス会社や給湯器の専門業者に相談することが重要です。
特に、ガス漏れが疑われる場合は、窓を開けて換気し、火気の使用を避けましょう。
使用開始から10年以上経過している
一般的に給湯器の寿命は10年程度とされています。
使用開始から10年以上が経過している場合、内部部品の劣化が進み、温度設定やお湯の出具合に不具合が発生しやすくなります。
特に、リモコン表示やお湯の温度の急激な変化が見られる場合は、交換が必要かもしれません。
定期的なメンテナンスを怠ると、小さな故障が蓄積して重大なトラブルを引き起こすことがあります。
経年劣化が見られる場合は、業者による点検を依頼し、必要に応じて新しい給湯器の導入を検討することをおすすめします。
まとめ
給湯器のお湯が設定温度よりぬるいと感じる理由は、配管の放熱や同時使用による水圧低下、さらには給湯器自体の故障など多岐にわたります。
本記事で解説した原因を理解し、リモコン設定温度の見直しや配管チェック、循環口フィルターの掃除といった簡単な対処法を試すことで改善する場合があります。
それでも問題が解消しない場合は、給湯器の寿命や故障の可能性も考慮し、給湯器の専門業者に相談することをおすすめします。
適切な温度調節で、風呂や日常生活を快適に過ごすためには、早期対応が重要です。
給湯設備のメンテナンスや見直しを行うことで、今後のトラブルを防ぎましょう。
やかんくん
設定温度よりお湯がぬるい気がするポ!もしかして故障だポ!?
きゅうとうきくん
故障とは限らないよ。冬場で配管の熱が奪われたり、複数箇所で同時にお湯を使ったりするのが原因かもしれないね。
やかんくん
すぐに試せる対処法はあるポ?
きゅうとうきくん
リモコンの設定温度を5〜10℃高めにしたり、お湯を使う場所を1箇所に絞ってみて。お風呂の循環口フィルターの掃除も効果的だよ。
やかんくん
それでも直らないときはどうすればいいポ?
きゅうとうきくん
エラーが出たり、水しか出なかったり、異音や異臭がするなら故障のサインだね。10年以上使っているなら専門業者に相談してみて!





